今月の寺宝

ここでは大覚寺に伝わります
絵画・文書類を中心に御紹介していきたいと思います。

阿弥陀如来 立像

(作者・制作年代不明 像高150cm)


 本堂の左脇檀の中央に安置してある。

現在の本堂は江戸時代初期の再建であるが、この像はそれより更に古い。

剥落がはげしいが、衣の截金細工の模様が美しい。

この像の左右の手は、人差し指と親指を合わせ、右手は胸の前で外に向け、左手は下に下げており、「上品下生」の来迎印を結んでいる。

臨終を迎える人を導く仏の慈悲に満ちたお姿である。





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釈迦如来像