大覚寺近影

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大覚寺近影

梅一輪

梅一輪 一輪ほどの暖かさ (服部嵐雪)

 
 この時期になると必ず口ずさむ名句ですね。
鶯は「春告鳥」と呼ばれますが、鶯とは名コンビの梅は「春告草」といいます。

百花にさきがけて、一年で最初に咲く花。しかし、当寺の梅は、今年は開花が遅かったですね。
冬の間、花の少なかった境内に、春を告げる花が次々と咲き始めました。
一輪ごとに春が近づいてくるようです。

近影のご紹介 

還暦の日々近づけてしだれ梅 房となり風に華やぐ花馬酔木(あせび)
還暦の日々近づけて
しだれ梅
房となり風に華やぐ花
馬酔木(あせび)
今もなほ残る面影白椿 夭折の吾娘(あこ)に一輪水仙花
今もなほ残る面影
白椿
夭折の吾娘(あこ)に一輪
水仙花
歳月の紅の深さよ藪椿 雨粒の光となりて梅白し
歳月の紅の深さよ
藪椿
雨粒の光となりて
梅白し
侘助や茶室に今日も二三人 下萌えや生きとし生きるものの影
侘助や
茶室に今日も二三人
下萌えや
生きとし生きるものの影
【撮影 中西玄禮】
【俳句 中西あい】